NETWORK GUIDE
ライブ配信に 必要な 回線速度。
上り速度と ビットレートの 目安
ライブ配信で重要な上り速度と送信ビットレートの関係、必要な帯域余裕、測定手順を、広告なしのスピードテストとともに解説します。

配信現場で「この回線に、予定しているビットレートを安全側で送れる余裕があるか」を短時間で確認するために、自社で作った無料ツールです。
METHOD
確認方法と 根拠
M-Lab NDT7の単一TCP接続で上り・下り速度と最小RTTを測定し、実効上り速度をRTTに応じて補正したうえで2.5で割り、0.5Mbps単位で安全側へ切り下げる当社の暫定基準を確認しました。パケットロス、ジッター、瞬断、長時間の安定性はこの測定だけでは直接判定できません。
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ライブ配信に 必要な 回線速度の目安
ライブ配信では、映像と音声を配信先へ送るため、下り速度よりも上り速度が重要です。回線契約に記載された最大速度ではなく、本番で使う端末と接続方法で測定した実測上り速度を確認します。
当社ツールの暫定判定では、最小RTTに応じて補正した実効上り速度を2.5で割り、0.5Mbps単位で安全側へ切り下げた値を基本の推奨上限としています。遅延補正が入らない場合、送信予定ビットレート8Mbpsに対して、実測上り速度20Mbps以上が「推奨」となる目安です。
遅延補正が入らない場合の予定値と上り速度の基本目安は次のとおりです。予定値には映像と音声の両方を含めます。
- 予定値4Mbps:実測上り速度10Mbps以上
- 予定値6Mbps:実測上り速度15Mbps以上
- 予定値8Mbps:実測上り速度20Mbps以上
- 予定値10Mbps:実測上り速度25Mbps以上
2.5倍はツールの暫定判定基準です。共有回線、長時間配信、多数の来場者がいる会場、停止できない重要案件などで、さらに安心側を見る場合は、予定ビットレートの3〜5倍を現場運用の目安にします。
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上り速度と 送信ビットレートの 関係
送信予定ビットレートには、配信エンコーダーに設定する映像ビットレートと音声ビットレートの合計を入力します。映像8Mbps、音声0.2Mbpsなら、合計8.2Mbpsです。
上り速度が予定値を上回っていても、差が小さいと、回線混雑や一時的な速度低下を吸収できません。1回だけの最高値ではなく、複数回の最低値と変動幅も確認してください。
下り速度は資料受信や遠隔登壇者の映像受信に関係します。配信帯域の判定は上り速度を基礎とし、最小RTTが150msを超える場合は実測上り速度を90%、300msを超える場合は78%へ補正して推奨上限を算出します。詳しい算出方法は配信ビットレート判定のマニュアルで確認できます。
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回線速度を 測定する方法
- 本番で使う配信PC、LANポート、LANケーブルで接続する
- 他の大容量通信を止め、配信時に近い条件を整える
- 映像と音声を合計した送信予定ビットレートを入力する
- 「GO」で上り・下りを測定し、判定結果を確認する
- 時間を変えて複数回測定し、最低値と変動幅を記録する
Wi-Fiやスマートフォンでも測定できますが、その結果は測定した端末と通信経路の性能です。本番判断では、実際に配信へ使う有線接続での測定を優先します。
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測定結果と 判定の見方
ツールは実測上り速度を最小RTTに応じて補正した実効上り速度と、送信予定ビットレートを比較し、帯域余裕を「推奨」「注意」「要対策」「非推奨」の4段階で表示します。
- 推奨:設定した予定値に、暫定基準上の帯域余裕がある
- 注意:配信条件や回線変動を考慮し、再測定や構成確認を行う
- 要対策:予定値の引き下げ、別回線、回線冗長化などを検討する
- 非推奨:そのまま本番運用せず、回線や配信構成を見直す
既設回線だけでは不安な場合は、TVU Routerで複数回線を組み合わせる考え方や、専用回線がない会場での配信事例も参考にしてください。
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スピードテストで 直接測れないこと
表示は、測定時点におけるM-Lab NDT7サーバーまでの単一TCP接続の性能を基にした目安です。パケット損失、ジッタ、瞬断、長時間の安定性、実際の配信先までの個別経路を直接測るものではありません。
「推奨」と表示されても本番品質を保証するものではありません。事前現地調査、実際の配信先へのテスト配信、長時間試験、予備回線の準備を併用してください。接続できない場合は、ライブ配信の回線トラブル確認手順でケーブル、IPアドレス、通信速度、接続制限を順に確認できます。
利用前にM-Labのデータ方針を確認してください。当社では測定値をアクセス解析へ送信せず、測定結果を保存しませんが、M-Labでは測定結果、公開IPアドレス、日時が保存され、公開データとなります。
