TECHNICAL COLUMN
TVU Packとは。
回線トラブルを避けるための機材解説
TVU Pack、TVU One、TVU Receiver、TVU Routerの仕組みを解説。光回線がない会場や多拠点中継で、複数回線を束ねて安定配信する考え方を整理します。

インターネット接続に関するトラブルを回避するための映像伝送機器、TVU Packの解説です。
01
TVU Packとは?


「TVU Pack」とは、有線のインターネット回線がない場所からでも安定したライブ配信を可能にする映像伝送機器です。「TVU One(送信機)」と「TVU Receiver(受信機)」の送受信機セットをTVU Packと呼びます。
TVU Oneは、携帯電話でも使用されている4G回線を複数使ってTVU Receiverに映像・音声を伝送する機器です。TVU Networks社の技術により、送信側でエンコードしたデータを回線数に応じて分割し、受信側でデコードします。
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機器の特徴
- TVU One(ONE V3):内蔵SIM×6、USBドングル×4、Wi-Fi接続、有線LANを合わせて最大12本の回線を束ねた使用が可能。
- TVU Receiver(VS3500):送信機から伝送された映像・音声を確認し、ビットレートや遅延量などを変更可能。各SIMの通信状況もリアルタイムで確認できます。
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どんな時に使うの?

TVU Oneを使用すると、有線のインターネット回線がない状況でも安定した映像伝送を行うことができます。Routerライセンスを追加することで、TVU Oneをモバイルルータのように使うことも可能です。
- 車内や電車内など、移動しながらの現場
- 離島や海外など機材を運ぶのが大変な現場
- 会場回線が安定しない現場
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TVU Routerを使用した例
Webexを使い、東京・名古屋・大阪を繋ぐ3元中継を行った際、会場の有線回線ではWebexだけが通信できない問題が発生しました。テザリングでは通信できることが分かりましたが、長時間の本番をテザリングのみで乗り切るのは心許ない状況でした。
配信の休憩を見計らって、テザリングからTVU Routerに繋ぎ変えた結果、最後まで安心して配信を終えることができました。
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TVU Receiverを併用した例


屋外のため光回線を使用できない地方会場と、東京会場を繋いだ2元中継では、TVU OneとTVU Receiverを併用しました。
TVU Oneは電源を入れてカメラなどの入力ソースと繋ぐだけのシンプルな仕様です。伝送さえできれば、細かな設定はReceiver側から遠隔操作できるため、送信側は他の業務に集中できます。
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まとめ
4G回線を使用するため、携帯電話の繋がらない地域や地下などからの配信には限界があります。それでも、光回線が敷設できない現場からでもTVUを使えば高品質で安定したライブ配信に近づけます。
配信環境が整っていない場所でのライブ配信も、お問い合わせフォームからご相談ください。
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